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ヘルヴェティア (Helvetia) は、ドイツのハンブルクとスイスのチューリッヒをフランクフルト・アム・マイン、バーゼルなどを経由して結んでいた国際列車である。 1952年にドイツ連邦鉄道(西ドイツ国鉄)の特急列車 (F-Zug) として運行を開始し、1957年から1979年まではTEEの一列車であった。その後インターシティ、ユーロシティなどに種別を変更し、1993年からはICEの列車名となった。ハンブルク - チューリッヒ間のICEは2009年-10年冬ダイヤ時点においても存在するが、「ヘルヴェティア」の列車名は2004年を最後に用いられていない。 列車名は古代ローマ時代のスイスの呼称であるヘルヴェティアに由来する。1957年のTEE化以前の列車についてはヘルヴェティア急行 (Helvetia Expreß) とも呼ばれた。 == 歴史 == === F-Zug === 1952年5月18日のダイヤ改正で、チューリッヒ - フランクフルト・アム・マイン間をバーゼル、カールスルーエ、マンハイム、ダルムシュタット経由で結ぶ特急列車(Fernzug, F-Zug)が設けられ、ヘルヴェティア急行と名付けられた。この列車は1953年5月17日からVT08.5形気動車を用いた気動車特急列車となり、列車番号は気動車列車であることを示すTのついたFT77/78となった。これはこの時のダイヤ改正で登場した12往復の"FT-Zug"の一つであった。 1953年10月4日から、ヘルヴェティア急行はフランクフルトからギーセン、カッセル、ゲッティンゲン、ハノーファーなどを経由してハンブルク(ハンブルク=アルトナ駅)まで延長された。この時点ではマンハイム - フランクフルト - ゲッティンゲン間の経路が後のTEE時代と異なっていた。1954年5月23日のダイヤ改正でフランクフルト - ゲッティンゲン間がフルダ経由となった。フランクフルト - ハノーファー間348.5kmは途中駅無停車であり、これは当時の西ドイツ国鉄で最長の停車駅間隔であった。1955年5月22日からはマンハイム - フランクフルト間がそれまでより西よりの経路(Riedbahn)に変更され、ダルムシュタットに停車しなくなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘルヴェティア (列車)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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